誕生
はじめまして。じろです。
今、産婦人科の手術室前の廊下で待機中です。
ママが帝王切開で『 苺 』を生むことになりました。
これからパパになります！
今日は休日なので病院が静かです。
手術室の物音だけ白い壁に囲まれた廊下に響きます。
じろは、ビデオカメラ片手に出産が終わるのを待ちます。
帝王切開だから普通分娩よりは待ち時間も短いんだろうけど、
すごく長い時間に感じました。
思えば、じろは無類の子供好きです。
いろいろな理由で結婚できなかったじろとママは、
昨年、ようやく結婚しました。
子供が欲しくて欲しくて、叶えたい夢のひとつでした。
まぁ、子供好きでなければ、こんな日記も書かないでしょうねｗ
「おぎゃー！」
大きな泣き声が聞こえた。
生まれた。
鼓動が高鳴る。
帝王切開後は、保育器に１日だけ入れられると聞いていたので、
会えないかもしれないと思っていた。
でも、看護婦さんが連れてきてくれました。
子供が生まれたら、最初にどんな言葉をかけようか悩んでいましたが、
自然に「かわいい。。」と言っていました。。。_|~|○
ママも無事手術が終わって、病室に戻ったときは、少し疲れた様子でした。
少し涙を浮かべています。
妊娠が分かって以来、お腹が大きくなるにつれて、大事そうにお腹に話しかける姿を見て、
少しづつ母になっていることが分かりました。
長い妊婦生活と出産。お疲れ様でした。
しばらくして、両親とお義姉さん一家と友達が病院に集まり、
苺が生まれたことを祝福してくれました。
苺は出産直後、「パパにそっくり」と言われていました。
出産直後でそっくりという言葉は聞いたことないのですが、
うれしかった反面、女の子なんだけど・・・と思ってましたｗ
みんなが帰ったあと、ママにプレゼントを渡しました。
苺の０歳の誕生日プレゼントです。
小さなテディベアですが、本当の誕生日に何かを渡したかったのです。
壊されるとショックなので、大きくなるまで大切に保管しておこうと思います。
「苺、生まれてきてくれて、ありがとう。」
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