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ひいばあちゃん

じろの祖母(苺のひいばあちゃん)が亡くなりました。

じろの実家は田舎で、都会の人には信じられないかもしれないけど、
葬式を葬儀屋に頼まず、親族や隣人達だけで準備します。
大勢の人達で作られる葬式で大勢の人達に見送られます。
地域柄なのかもしれないけど、そんな暖かいご近所さんがいる田舎で、
ひいばあちゃん達と一緒に「苺の子育てをしたかった」ってのが、
じろの叶えられなかった夢でした。


思えば、じろは我が家で一番のおばあちゃん子でした。
妹達に母をとられた寂しさを祖母で紛らわせていたのか、
かわいがってくれる祖母に甘えていただけなのかは、
今となっては分からない。

そんな子供だったじろも大人になり、結婚し、苺が生まれた。
祖母は、「初の内孫だ」と喜んでくれて、
苺の写真を大切そうに集めていました。
居間には曾孫達の写真が飾られて、
じろ達の帰省をいつも楽しみにしてくれていました。


結局、祖母には話すことはなかったのですが、
じろが苺に聞かせる昔話は、祖母が話す昔話にそっくりです。
じろが子供の頃、何百回も話してもらった昔話は、
これから先も苺に話してあげると思うんだけど、
苺が物心ついてきたら、
「ひいばあちゃんに教えてもらった昔話」
として教えようと思う。そして、伝えていこうと思う。
そうすれば、昔話の奥のほうに祖母がずっと生きている気がする。


あと、誰も気付いてないかもしれないけど、
うちの家族で茶碗にご飯粒を残す人は誰もいない。

「茶碗に残ったご飯粒は最後まで食べなさい」

子供の頃は小言のようにうるさく聞こえたことが、
大人になった今では当たり前のこととして身に付いていたりする。
おばあちゃんが大事にしてたそういった細かい礼儀や作法は、
知らない間に家族に浸透しています。

祖父や祖母に教えてもらったことは何一つ間違っていないことが分かるまで、
すごく時間がかかりました。
自分が親になるまで気付かなかったこともあります。

そういった祖母に対し、じろは何か祖母孝行できたのか?
もっと何かやってあげれたんじゃないのか?
いろんな後悔はあるけれど、友達からもらったメールの

「苺を見せてあげれたことは、じろの手柄」

って言葉に少し救われた気がしました。。

【今日の手紙】

 おばあちゃんへ。

 そちらでおじいちゃんに会えましたか?
 そちらから苺を見ることができますか?
 大好きだった相撲は放送されていますか?

 実家に帰省するたびに、涙と笑顔で迎えてくれる
 おばあちゃんの顔が見れないのはやっぱり寂しいです。



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コメント

じろさんへ
私もおばあちゃんこです。
昨年、主人と父方の祖母を相次いで亡くした時は
悲しくて悲しくてしょうがなかったです。
もう少しで、あみに会って抱いていただけたのになって仕方にないことを悔いました。
おばあさま、苺ちゃんと遊ぶ事がほんのわずかでもできてうれしかったはずです。
これからたくさん苺ちゃんに、おばあさまのお話をしてあげて下さいね。

投稿者 ひーたん : 2006年05月20日 08:55

じろさん、おはようございます。おばあさん、本当に残念でしたね。そして、苺ちゃんにあわせてあげれたこと、本当におばあちゃん孝行だったと思います。私も母が働いていたこともあり、完全なおばあちゃん子でした。でも、その祖母が、孫をみせてあげることなく、昨年他界しました。その後、すぐに妊娠。今でも「おばあちゃんに見せたかった」と涙がでます。かわいい苺ちゃん、おばあちゃんに見せれてよかったですね。

投稿者 みゆき : 2006年05月20日 12:30

こんにちはのい子ママです。
友だちが言っていた「苺ちゃんを見せてあげられたことはじろさんの手柄」っていうのはホントそうだと思いますよ。
かわいがっていた孫が子どもを連れて帰省してくれることだけでもとても嬉しかったんじゃないかと思います。
うちは残念ながらのい子さんが生まれる10ヶ月前に祖母は亡くなってしまったので会わせることは出来ませんでした。きっと喜んでくれただろうなぁと思うと寂しいですが遠くから見守ってくれていると信じています。
おばあちゃんが私たちにしてくれたことをいつか孫たちにしてあげられるといいですね。

投稿者 のい子ママ : 2006年05月20日 23:11

>ひーたんさん
じろの祖父も苺がママのお腹にいるときに亡くなりました。
ひーたんさんと同じように、子供を見せられなかったことは後悔しましたね。。
でも、結婚報告できたことや、妊娠報告できただけでもよかったかもしれません。
祖母は短い間でしたが、苺と触れ合えてよかったと思いたいです。

>みゆきさん
みゆきさんもすれ違いだったのですかー・・・
おばあちゃん子だったら、思い出多い分、一層悲しいですよね・・・
もう少し祖母孝行したかったですが、悔やんでばかりはいけないので、
祖母が残してくれた知恵をフル活用して苺を立派に育てたいです。

>のい子ママさん
そう言ってもらえるとうれしいです。
みなさん、少なからず自分の子供を見せたかった人に
見せられなかったってのはあるのかもしれませんね。
昨年、祖父が亡くなり、そして、祖母がなくなりました。
じろも祖父と祖母が見守ってくれていると信じています。

投稿者 じろ : 2006年05月22日 00:18

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