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トマソンと小さな少年
今日の日記は育児に関係ないです。サッカーネタです。。
2002年のワールドカップの感動物語として有名な、「デンマーク」と「トマソン」の話を転載します。
※著者(皐月パパさん)のWebサイトは閉鎖したらしいのですが、転載OKらしいです、、、
実は、ずっと前(苺が生まれる前)にも読んだことあって、そのときも感動したんだけど、
今読み返してみると、また違った感動がありました。
是非Jilogにも残しておきたいなと今更思ったわけです。
それでは、まだ見たことない人のために、前半部分以外の生日記を転載します。(長いですよ。。)
7月10日 デンマーク
(略) 今日の日記はちゃんとワールドカップのお話を語りたいと思う あのワールドカップという宴が終わり、はや数日 その中で、皆さんが印象に残ったことは何ですか? ブラジルの優勝ですか? 「誤審のひどさばかりが印象に残った」という人もいるでしょうが、 かく言う私が印象に残ったこととは、あの国のことである
まずは簡単にデンマークという国の紹介をしましょう
これはボクの経験なんですが・・・デンマークをはじめとした北欧の国々は異様なほどに税金が高いんですよ。まずは日本でいう消費税が最低20%はかかる『サービス税』なんてものも含めるとたいてい30%〜40%近くの税金が課税される ですからね・・・北欧に旅行に行ってショッピングしようと思うならアメリカとかの感覚で行くと『えらい目』に合いますから^^; ま〜〜税金高い分いい面も、もちろんあります 余談を入れちゃいました・・・・話をデンマークに戻そう・・・(・。・)
欧州選手権に84年初出場、ワールドカップ初出場は86年 このころから、彼らの躍進ぶりとスタイルから世界のサッカーファンは彼らのことをダニッシュ・ダイナマイトと呼びはじめたのである
キャンプ地の説明は今ここではしませんよ^−^; 例を上げれば・・・そうですね そして、和歌山県であるが・・・他の立候補地と同様に和歌山県側も誘致に必死であった 和歌山に決めた理由は「日本のほぼ中心地であり、関空に近いから」という
それらを見てきた皐月パパの感想なり、想いを入れて書きたいと思う ですから・・・今日は『落ち無し!』で参ります♪^−^;
アメリカ、イングランド、イタリア、スペインほど日本に名前通ってないし
「今度のワールドカップでデンマークって国が来るらしいけど知ってた?」 「それは知ってるけど・・・誰か有名な人いるの? 「う〜〜ん・・・知らない。
最初の見学者は数百人程度であった、しかしこの数字が日々増えていった この数字が増えた理由には以下のことが一番大きかったと思う
練習初日からデンマークチームの意向で全ての練習を公開した この評判を聞きつけ、デンマークというチームが 練習後には気軽にサインに答える選手たち 監督も練習後にはサッカー少年たちを招きいれ練習を指導したりもした この監督にある記者が聞いた 「他国は練習を公開しないで、試合に備えていますけど デンマークはこれでいいのですか?」と聞いた すると、このデンマーク・オルセン監督はこの記者にこう答えた 「我々の強さは練習を秘密にしたところで変わらない
ホテル入り初日のことである デンマークチームが来日し、ホテルでの歓迎セレモニーを受けた後 「これからの数日よろしくお願いします」という言葉とともに それは食事の問題であった ホテル側も選手たちには万全の状態で試合に臨んでほしかった 他国の宿泊先ホテルに連絡をすると、食事でかなりもめたという事を聞いていた
こういったトラブルだけは「どうしても避けたかったんですよ」と その想いから、支配人とコック長は監督の部屋を訪れた そして通訳を介し、監督に聞いた
するとオルセン監督はこう答えた 「一切お任せします そちらが用意される料理を我々はご馳走になります」と・・・ この言葉に驚いた支配人とコック長 「いや・・やはり母国デンマークの食事の方がいいんじゃないでしょうか?」 「こちら和歌山をキャンプ地に決めたときから、食事もそちらにお任せしようと 「あの〜〜他の国とかのホテルにお聞きすると・・・ この言葉にオルセン監督はこう言った 「他国は他国、我々は我々です」 この言葉に支配人は
「我々は料理をあなたに全てお任せします。よろしくお願いします」 緊張しながらも「はい!こちらこそよろしくお願いします」と答えるコック長 そして、コック長に聞くオルセン監督 「和歌山で有名な食材は何ですか?」と彼は聞いた この質問の真意がわからずもコック長は監督に答えた 「和歌山では魚が有名です、カツオという魚が特に有名です」と・・・ するとオルセン監督は微笑みながらコック長に言った 「それでは、そのおいしいカツオを我々に食べさせてください この言葉にコック長は大変感激した 「世界の代表監督が、あんないい人だったからね〜〜
最初の食事を迎えた時、ある選手が通訳に聞いた 「デンマークでは食事するとき神への祈りをするのだが デンマークは国民の9割がプロテスタントである この選手は日本ではこれの代わりに何かするのか?と聞きたかったのである 「日本でもキリスト信者は神に祈ってから食べるけど すると彼は・・・ その言葉に彼は顔の前まで手を上げる そして彼はその姿のまま、コック長の方へ向き頭を下げた コック長は言った この最初に手を合わせた選手の名を・・・ トマソンといった このトマソン選手・・・今大会では4得点をあげ デンマークを決勝トーナメントに進出させた立役者である 彼は少し神経質の面を持ちあわせているのだが、非常に心優しい青年だ
それはある握手会でのことである デンマークというチームは前述したように練習を公開し、和歌山県民との交流を積極的に行った そのひとコマの話である
あの日もデンマーク選手たちのサインを求め長蛇の列が出来上がっていた その最中のことである トマソンの前にある少年が立った 彼はトマソンの前に立ちつつも・・・少しモジモジしていた 後ろに立っていた母親らしき人が彼を促す トマソンも少し「変だな」と思ったのでしょう 意を決した少年はポケットから一枚の紙切れを出し、トマソン選手に渡した 「ボクは小さいころに、病気にかかって その手紙に通訳も・・・その場にいた我々記者も驚いた
その『言葉』に驚く少年と母親 再度聞くトマソン・・・ 「手話はわかりませんか?」と・・・ それを見ていた皐月パパはトマソンに英語で言った 「ミスタートマソン、手話は言語と同じで各国で違うんですよ」と彼に言った 手話を万国共通と思う人が多いのだが国によって違う、 「そうだったのか・・・」という顔をしたトマソン そして彼は通訳にこう言った 「ボクは彼と紙で、文字を通して話をしたいのですが手伝ってください」と言った トマソンは「後ろの人たちにも彼と話す時間をボクにくださいと言っておいてください」とも言った 後ろで順番を待つ人たちは何も文句を言わなかった・・・一言も文句を言わなかった・・・ そして通訳を介し、少年とトマソンの『会話』が始まった
「はい。大好きです」 「そうですか。デンマークを応援してくださいね」 「はい。あの聞いていいですか」 「いいですよ。何でも聞いてください」 「トマソン選手はどうして手話ができるんですか?正直、ビックリしました」
その彼の言葉をじっくりと読む少年 「君の試練はあなたにとって辛いことだと思いますが この言葉に黙ってうなずく少年 「わかっているなら、オーケー! このやり取りに涙が止まらない母親 この光景を見ていた我々記者も涙した そして、トマソンは最後に少年にこう言った 「ボクは今大会で1点は必ず獲ります この言葉に・・・この少年は初めて笑顔を浮かべた 「はい!応援しますから、頑張ってください」と少年は言った ボクの取材に母親は目に涙を浮かべて言った 「あんなことされたらデンマークを応援しないわけにはいかないですよ そして、このトマソン・・・少年との約束を守り、得点を決めた こんなトマソン、デンマークを見た皐月パパもいっぺんにファンになってしまった^^; 1次リーグ、フランスという前回覇者と同組だったデンマーク もちろん和歌山県民も応援に訪れた オルセン監督は言った 和歌山県民の応援も実ったのであろう そして、向かえた決勝トーナメント1回戦 スタンドからは「ベッカム!!!!」という声が至るところから響いていた その声に皐月パパは叫ぶ 「ダニッシュ・ダイナマイトで・・・にわかイングランドファンを黙らせろ!」 だが・・・この応援も届かなかった デンマークはイングランドに0−3という予想外のスコアで敗れてしまった
だから、彼らは行なった デンマークお疲れさま!会なるものが宿泊先のホテルによって仕切られた その催しに「ありがたいことだ」と言ったオルセン監督 そこでトマソンは見つけた・・・『あの少年』を見つけた 少年と母親もその会に出席していた そして、トマソンは少年にこう語りかけた
これに少年は答える 「お疲れ様でした。負けたけどカッコよかったです 「ありがとう」と言うトマソン そして、この少年にトマソンは言った 「ボクから君に言える言葉はこれが最後です。よく聞いてください」 「はい」 「君には前にも言ったとおり、試練が与えられている 「はい」 「神様は君に試練を与えたけど、君にも必ずゴールを決めるチャンスを この言葉に少年は笑顔満面の顔でトマソンに「はい」と言った そして2人は・・・ 「さようなら」 「頑張って」 という言葉を残し彼らは別れを告げた 最後に2人は仲良く写真におさまった この写真は少年の宝物になることだろう トマソンに出会ったことによって少年は『前へ進む』に違いない・・・ 小さな少年、心優しきトマソンに |
※じろ余談:この話に出てくるトマソン選手は、ワールドカップの活躍のあと、
じろの応援するクラブ「ACミラン」に所属していました。
昨シーズンに2009年までの契約延長してたのですが、この夏、シュツットガルトへの移籍が決定しました。
トップクラスの選手ではあるのですが、選手層の厚いミランでは、出場機会に恵まれていなかったので、
移籍先で大活躍して欲しいですね。
苺は「クレチン症」という病気を持って生まれました。
この先、いろいろな「試練」があるかもしれない。
それでも、その試練に負けない子になって欲しいと思う。
「病気だから・・・」と言い訳しない強い子になって欲しいと思う。

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コメント
デンマーク、トマソンの話、よかったです。いろいろな華やかな話題の陰にこうした物語があったのですね。新潟スタジアムでのイングランド−デンマーク戦見に行ってました。一時期イギリスにいたことがある私は他の大勢の日本人ファンと一緒にイングランドを応援していました。アシュリー・コールの堅実なプレーにみとれてました。こんな話があることを知っていれば、また違った視線で観戦できたかもしれませんね。素敵なお話でした。
投稿者 のい姫ママ : 2005年08月11日 23:26
こんばんわ。
アシュリー・コールを知っているとは、なかなかの通ですね!?
今、イギリス代表の選手は急成長してるみたいなので、
来年のドイツワールドカップが楽しみですね。
じろはずっとイタリア代表を応援してきたのですが、今は華がありません。。
それでも来年もイタリア代表と日本代表を応援してしまうと思います、、
投稿者 じろ : 2005年08月12日 00:49