Jilog

幼児や児童が被害にあう事件が多くなってから、世の中の親は大変です。
通学中の子供に付き添ったり、当番制で見回りしたり。
昔は子供だけで遊んでいた公園には、必ず親の姿が見られます。

学校も大変ですね。
集団下校に防犯教育に防犯グッズの準備など。。。
なかには、居場所がわかるGPSを導入している学校もあります。

昔の人が見れば、「過保護」と言われるかもしれないけど、
そうしなくてはいけない世の中になったみたいです。

我が家でも、マンションを決定する際に、
通学や公園に必要な子供の安全性を確認しました。

幸い、小・中学校は近いし、通学路が１本道です。
公園は部屋から一望できる場所にあります。

しかし、これらの対策は「不審者」に対する予防です。

塾の講師が・・・小学校の同級生が・・・
通学の付き添いをお願いした母親が・・・
家族付き合いのあった母親が・・・

これらの事件は不審者による事件以上にショックでした。
それは、人と人との付き合いの中で起きた事件であり、
例外なく我が子の身にも起こる可能性があるからです。
そして、なにより信頼関係を築くべき友達やご近所さんに裏切られるので、
正直、防ぎようがないんじゃないかと思ってしまいます。

「知らない人について行っちゃダメだよ」

だけでなく

「知ってる人にもついて行っちゃダメだよ」

と教えていかないといけないのでしょうか？

極端に言えば、

友達と遊ばなくていい！パパが遊んであげる。

学校に行かなくていい！パパが教えてあげる。

と我が子を殻に閉じ込めて大事に大事に育てなくてはいけないのでしょうか？

そんな子育て無理ですよね・・・嫌ですよね・・・

Jilogでも書いたことがあるのですが、
子供の成長において、ご近所さんの地域育児は必要です。
そこから、社会性を学んだり、対人関係の勉強ができるからです。

じろは、幼稚園の帰りに道草して遊んでいました。
公園や川で夕方になるまで友達と遊んでいました。
自転車屋のおじさんの家で犬の世話をしていました。
ご近所さんの食卓にお邪魔して食事をしていました。

学校や家庭以外で多くのことを学んで育ちました。

もうそんな環境はできない世の中になるのでしょうか？

そして、誰を信じて人間関係を築いていけばいいのでしょうか？

# 今日のJilogを見て、ご近所さんや幼稚園などに対して、
# 不信感・不安などを与えてしまったのなら、ごめんなさい。
# でも、何も考えないより、世の中の事件に関心を持って、
# どうすれば未然に防げるかなどの防犯意識を持つことは、
# 子供の成長を見守る上で、大切なことだと思います。

最後に、被害に遭われた児童のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。