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我慢できる子供に育てる

(※今日は無駄に長くなりました・・・)

「マシュマロ・テスト」って知っていますか?
少し古い話かもしれないですが、セルフ・コントロールのお話です。
(カホ会員ページにも載ってました。)


■1960年代に米スタンフォード大学で行われた実験

 4歳の子供を個室に呼んで、目の前にマシュマロを1つ置き、次のように言いました。

 「ちょっと出かけてくるけど、帰ってくるまで待っててくれたら、マシュマロを2つあげよう。
  それまで待てなかったら、すぐに食べてもいいけど、マシュマロは1つだけだよ。」

 【 すぐ食べてしまった子供 】
  ・実験者がいなくなるとすぐにマシュマロを食べてしまいました。

 【 最後まで我慢した子供 】
  ・歌を歌ったり、目をつぶったりして、気を紛らわせ、最後まで食べずに待っていました。

 やはり、このふたつのグループに分かれたみたいなのですが、
 後者の最後まで我慢した子のほうが少なかったみたいです。
 4歳の子供にとって、目の前の誘惑を我慢することは難しいみたいです。
 (そういえば、これを実験していた番組もありましたね。)

 さて、この実験に参加した子供達を青年になるまで追跡調査し、
 結果に大きな差があることが分かりました。

 【 すぐ食べてしまった子供 】
  ・精神的に問題が多くストレスを受けやすかった。
  ・感情の起伏が激しく、すぐ心が動揺したり、ケンカしたりする人が多かった。
  ・強情なのに優柔不断で自分のことをダメな人間だと考える傾向が強かった。

 【 最後まで我慢した子供 】
  ・ストレスや困難に対処する能力が高かった。
  ・自分をコントロールできる人間になり、人間関係が良好だった。
  ・高い社会性を身に付けて、きちんと自己主張ができていた。

 さらに知能テストも最後まで我慢した子供のほうがよかったそうです。


この実験が何を意味するかは分かると思うんですが、

「幼少時代に我慢する能力が将来的にも影響する。」

ということが分かります。

そういえば、誰かが、

「我慢することは、夢を実現するためのパスポート」

とも書いていました。

我慢することだけが、人間のすべてではないのですが、
大人になれば、我慢ばかりの社会の中で暮らすことになります。
みなさんも我が子は「最後まで我慢できる子」に育って欲しいはずです。


なぜ、このようなことを書いたかというと、
先日、苺がおやつの時間をお友達と過ごしたのですが、
苺は「お友達のおやつを取ってしまった」そうです。

まぁ、苺はまだ1歳で自己抑制が難しい年齢でもありますし、
小さな出来事かもしれません。
ですが、苺が「最後まで我慢できない子」に育たないように、
育児環境を考え直してみないといけないですね。

欲求を抑えすぎると、何事にも意欲がなくなり、自信がなくなっていきます。
成長著しいこの時期に抑制ばかりすることは、成長を妨げる危険性もあります。
ある程度の欲求を満たせてあげながら、我慢するということも教えていきます。

▼親が我慢する

 当たり前ですが、親が我慢できないのに、子供が我慢できるわけないです。
 親が夜食食べながら、「夜のおやつはなしよ。」とか説得力の欠片もありませんw
 子供と一緒に我慢することを実践していくのが一番いいと思います。

 あと、甘やかすことも我慢を教えるのには逆効果ですよね。
 最近の苺は大人の食べ物に興味があるので、じろの食事中に纏わりついてきますw
 それでも、「苺はさっき食べたでしょ?」と言って何も与えません。
 あ、次々とおもちゃを買い与えるのも危険かもしれませんね。
 「努力しないでも手に入る」ってことが身に付いてしまうといけません。

▼絵本

 やはり、幼児期の情緒教育は絵本がオススメですね。

 例えば、あまり有名じゃないかもしれませんが、
 ももちゃんといちご
 などは、かなりストレートに我慢することが喜びになるように書かれています。

 他には、苺の好きな絵本のひとつなんですが、
 ノンタンぶらんこのせて
 なども我慢を教える絵本なのかな?

▼躾け方

 すぐ怒る親は我慢が足りません。
 「育児の基本は誉めること」でも書きましたが、
 叱るより褒めるほうが子育てにはいいらしいです。
 最近、苺のいたずらが増えてきて、ママが怒りやすくなっています。
 そんなときは、怒る前に一呼吸待たせます。
 そうすると、ヒステリックな怒り方にはなりません。
 ストレス溜まるだろうけど、頑張って耐えて欲しいです・・・

 ちなみに「詰め込み教育」が失敗した原因のひとつが、教育ママさんが、
 「なぜできないの?」と怒ってばかりで育てたからだそうです。
 家庭保育園も詰め込み教育のようなものかもしれませんが、
 遊びのひとつとして、楽しみながら働きかけをしていきます。
 「嫌がったらやらない」というのもルールのひとつにあります。


他にもいろいろ見直すべきところはあるのかもしれませんが、
今日はこの辺で終わります。


んー。我慢を教えるってことは難しいです。

最近、じろは苺と接しているとき、頭がフル回転しています。

『ここは怒るべきなのか?』

『怒らずに対処するにはどうすればいいのか?』

『どう説明して我慢させればいいのか?』

正直、神経質になってしまって疲れます。
我が家はこの教育方針なので、ママがかなり参ってますね。。。

この生活が自然にできる家庭では、素晴らしい子供が育っているんでしょうが、
じろは未熟な親なので、「いい親を演じる」必要もあります。
そのためにも日々、育児の勉強が必要みたいです。

【今日のオススメ書籍】
 ・「がまんできる子」はこう育てる


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コメント

最近、じろは苺と接しているとき、頭がフル回転しています。

はじめまして。じろさん。以前私のブログに書き込みして下さってそれからちょこちょこと覗かせてもらっています。初めての書き込みでドキドキ。

>『ここは怒るべきなのか?』

『怒らずに対処するにはどうすればいいのか?』

『どう説明して我慢させればいいのか?』

正直、神経質になってしまって疲れます。

これ、よく分かります。今でも疲れてます。
それと私、食べ物良く我慢させています。マシュマロテストほどではありませんが・・・・。片方が席に着くまで待って手ねとか。切れる子どもが増えているので、我慢が出来る子どもに育てたいですね♪そう言う、私ですが、良く子どもに切れて「こら!!」なんて叫んでいます。いけませんね。

投稿者 nana : 2006年04月24日 06:42

「我慢」難しいです
さっきも下の子(今日はお腹の風邪で保育園休んでいます)のわがままと我慢比べでした。
普段はとてもいい子(でもないけど)なんですが
眠くなると、わがままを言いたくなるみたいです。
普段のわがままなら何とか理由をこんこんと説明すれば納得してくれますが
眠い時は何をいっても無駄なんです。
普段のわがままと眠い時のわがままの見極めがとっても難しいです。
マシュマロテストは下の子は多分すぐ食べてしまうだろうな

投稿者 yumi : 2006年04月24日 14:28

>nanaさん

こんばんわ。
nanaさんのブログも覗かせてもらっていますよ。

じろも本来は、よくキレる性格です。。。
それでも、苺を相手するときは、本当に一呼吸おきますw
よく考えていると、、、たまに何も言えないでいますw

nanaさんの日記を見ていると、双子ちゃんの性格は全てが一緒!ってわけじゃなさそうですね。
ひとりが我慢できると、ふたりとも我慢できるという相乗効果とか生まれたりするのかなぁ?
とも思っていたのですが、そう簡単にはいかないようですね。。

>yumiさん

「眠くなるとわがままになる。」
これ、うちと一緒ですw
もう意味不明でヒステリックになります・・・
少しでも怒ると、ご機嫌斜めで泣き出しますね・・・

今は甘やかしてるほうが多いかなぁと思っています。
これをどう我慢できるように促せばいいのか迷いますね。。

苺はー、、、わがままに育つだろうなぁ・・・w

投稿者 じろ : 2006年04月24日 22:49

はい、全く正反対なんです。性格!そして得意分野も違います。KIRARAでもやり方が全くちがって本当に面倒ですよ。
あ、じろさんリンク貼ってもいいですか?いつになるかわかりませんが・・・・。

育児参加パパさんで我が家と違って素敵です。

投稿者 nana : 2006年04月25日 11:37

そうなんですかー。
双子って不思議ですよね・・・

リンクの件、全然OKです。
是非お願いしますm(_ _)m

投稿者 じろ : 2006年04月25日 21:52

コメントください




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