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第一次反抗期(イヤイヤ期)

苺も例に漏れず「第一次反抗期」、所謂、「イヤイヤ期」がやってきたかもしれません。

今までになかった最近の苺の暴挙を見ていると、そう思わざる得ません。

この時期は、「いやいや」がひどくて親もどうしていいのか迷う時期です。

しかし、「反抗期」は人格形成上、重要な意味を持つそうです。
「わがままな子」に育っているのではなく、正常な成長過程のひとつなのです。

それどころかこの成長過程を経ないと、
知能、情緒、行動などに問題のある人間に育つ可能性もあるようです。
特に「反抗期と意志の強さ」の間では、反抗期のなかった子は、
意志が薄弱な子になるという統計結果もあります。

そして、自我が生まれた子供とどう付き合っていくかが大切になってきます。


ここで気になるのが、Jilogでも散々言ってきた
育児の基本は誉めること
です。

「誉める」ことを中心とした子育ての考え方です。
おそらく、最近の育児書の主旨は同じようなことが書かれています。

では、悪いことをしたのに「誉める」のでしょうか?

たぶん、そんな器用なことができる親は少ないと思います。


大切なのは、「毅然とした態度」だと思っています。


「誉める」ところは誉める。
「叱る」ところは叱る。

まぁ、当たり前ですよね・・・


そして、、、


ときには、「体罰」も必要ではないかと考えています。


ただ、この「体罰」に関しては、扱いが難しいです。
度を越した体罰は「心理的な傷(トラウマなど)」の要因になるとも言われているし、
「イヤイヤ期」を迎えた子供に対し「叱る」のではなく、「怒る」になってしまい、
果ては「虐待」「暴言」に繋がっている家庭もあるそうです。

世間では賛否両論なのですが、学校では体罰ができないようになってるし、
家庭の体罰も「躾」ではなく、「虐待」と見られがちです。


ただ、最近の日本を見ていると、
「躾」や「情緒教育」の根本が間違ってるのかもしれないと考えるときがある。

毎日のようにニュースで流れている「犯罪」や「自殺」。
子供達の「少年犯罪」「学級崩壊」「いじめ」なども減る傾向は見られないし、
教育関係者が学校の体制を見直しても何も変わらない。

世論に押されて「体罰」という名の「躾」が消えていく傾向と反比例して、
こう言った悲しい事例が増えていると思います。
(まぁ、それだけが原因ではないのでしょうけど・・・)


もしかしたら、「誉める」ことだけが「愛情」と取り違えている親が多いのかもしれないです。
なんでも子供の言うことを聞いてきた親が、甘やかせて育てたり、
誉めすぎて、子供はなんでもできると勘違いし、
傲慢な子に育ってたりするのかもしれません。

つまり、


「厳しさも愛情のひとつである」


と考えることが必要だと思うわけです。

そして、「厳しさ」を表現するのに「体罰」もありなんじゃないかと思っています。
はい。そこに「愛情」があればね。


さてと、、、今日は暴走気味に暗く重い内容になったのですが、
機会があれば、「イヤイヤ期の対処法」も少し調べておきたいです。


最後に冒頭に書いた「反抗期と意志の強さ」の統計結果と一緒に
書かれていた一文を紹介して終わります。

「個々の意志の強さが発達するは、その子供の反抗が引き起こした親との衝突が必要である。
 自分の意志を貫こうとする子供の欲求が周囲の者によって押さえつけられるのに対し、
 これに反発することで反発する意志の力が育まれる。
 逆に強い押さえつけがなければ強い反発もない、強い意志も育たないということになる。
 つまり、第一反抗期には強い命令と禁止による押さえつけが重要なのだ。
 場合によっては広義での体罰さえも絶対必須の条件となる。」

【追記】
 下記の関連日記もどうぞ。
 ○イヤイヤ期対策:約束
 ○イヤイヤ期対策:父親の役目


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トラックバック時刻: 2006年09月15日 08:27

コメント

リンクありがとうございました。
お兄ちゃんは2000年生まれですが、
カホをしていないので…。
じろさんのブログもリンクさせていただきました。
これからもよろしくお願いします!

投稿者 あっちゃん : 2006年09月14日 11:19

私が心がけているのは、アドラー博士のアドラー心理学です。子供はほめればよくなるものでも、叱ればよくなるものでもありません。褒めるのも叱るのも親の一方的な関係という意味では同じです。「褒められたいからやる」「叱られたくないからやる」のでは、子ども自身の「やる気」にはつながらないのです。子供に関心を持って一人の人格として「認める」ことが一番。「認める」方法はアドラー博士の関連書にいくつも書いてあります。これを知ったとき、少しすっきりしました。
じろさんと同じように「ほめる」だけの育児に疑問を
抱いていたので…。

投稿者 あっちゃん : 2006年09月14日 11:28

こんにちは、ユウキのママです。
月齢の近い苺ちゃんと同様にうちのユウキ君も"いやいや"が頻繁に出てきました。
これが第一反抗期なんだ〜と思ってもやはり自分の要求が満たされない事で激しいいやいやにちょっとまいってしまいます。
危ない事をした時や危険な物を欲しがった時は"危ないよ!痛いよ"と教えています。
物を振り回すと当たった人や物は"痛い"ということを体験させる為に手加減しながら"ちょっと痛い"思いをさせてます。
出来るだけちゃんと話してあげるようにはしますが、やはり経験させる事が大事だと思います。

投稿者 ユウキのママ : 2006年09月14日 13:12

>あっちゃんさん
リンクありがとうございました。
生年は、それを基準にブログを選んでる人もいるようなので、
判断が微妙ですが、[2004]にさせていただきました。

「やる気」「認める」は大切ですよね。とても参考になりました。
苺の自我も認めて、無事イヤイヤ期を乗り越えたいです。

>ユウキのママさん
イヤイヤ期は大変ですよね・・・
さすがに、うちも参ってます。。

「痛い」というのは、ある程度は経験させたほうがいいのですかね。
「説明」だけでは、やはりうまくいかないです。。。

投稿者 じろ : 2006年09月15日 00:19

じろさん。おはようございます。
うちも最近「イヤイヤ」の兆候が、、。

なのでトラックバックさせてもらいました〜。
最初のはミスってしまってすみません。
削除お願いします。

投稿者 yuntayun : 2006年09月15日 08:30

>yuntayunさん
トラックバックありがとうございます。
今日はトラックバック先の話題で日記を書かせていただきます。

投稿者 じろ : 2006年09月16日 00:05

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